脊髄外科のページ
Minoru Hoshimaru, M.D.
髄内腫瘍

上の写真は手術中の写真で白矢印で示しているオレンジ色の組織が脂肪腫で,緑矢印が脊髄を示し,赤矢印で脊髄から出ている神経を示しています.脂肪腫は脊髄と固くくっついており,さらに下の腫瘍の顕微鏡写真では,腫瘍の中に細い神経が巻き込まれているのが観察されます.現在のところ,腫瘍は全摘出してはいけないというのが定説となっています.しかしながら,腫瘍が増大して脊髄が圧迫されて症状が発生することがあり,脊髄への圧迫がなくなるように手術をすることが大切です.